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2025年7月25日
ニュースリリース
オフィス友惠
2025年夏ドイツの学際的現代音楽フェスティバル
“KLANGRAUM”開催
Eva-Maria Houben(ピアノ)とTatiana Bogomolova(ヴォイス)と共に
友惠しづねと白桃房の加賀谷早苗(舞踏/ヴォイス/漆書画)が
作品「five songs of emigration(詩:Hilde Domin)」に参加
世界初演【ライブ配信予定】

 今夏、2025年7月29日~8月2日、ドイツのデュッセルドルフにて学際的現代音楽フェスティバル“KLANGRAUM”のWeek2が開催されます。KLANGRAUMは、1994年にドイツを拠点とする現代音楽の学派・ヴァンデルヴァイザーのディレクター:アントワン・ヴォーガー(Antoine Beuger)氏キュレーション兼プロデュースのもと、滞在型の新しい音楽のコンサート・シリーズ として開始されました。以来、三十年以上に渡り毎夏開催され、ヨーロッパ及び世界から作曲家、演奏家、ダンサー、俳優、映像及び映画製作者、ビジュアルアーティストなどが集い、互いにコラボレーションする多くの機会を生み、探求が深められています。

 この度、友惠しづねと白桃房の加賀谷早苗が、共同作品を取り組み続けているEva-Maria Houben(ピアノ)氏、そして、新たに2024年に同Klangraumで邂逅したTatiana Bogomolova(ヴォイス)氏と参加、“five songs of emigration(5つの移民の歌)”の5日間のトライアル公演が行われます。

 
2024年夏のKlangraum「haikus for two」公演にてEva-Maria Houben氏(左)、Tatiana Bogomolova氏(右)とのスナップ。
 
2024年夏のKlangraum「haikus for two」(ピアノ:Eva-Maria Houben舞踏:Sanae Kagaya)公演中。左はTatiana Bogomolova氏。with a little girl. photo by Yinguan Chen.


“five songs of emigration”は、ドイツの詩人 Hilde Domin氏の詩によります。この詩は、ロシア出身で現在はブルガリアを拠点に活動するTatiana Bogomolova氏によってドイツ語、ロシア語、ブルガリア語、英語で謡われます。また、加賀谷早苗は日本語の古語への翻訳を試み、日本語で1日1歌、歌うことを試みます。Eva-Maria Houben氏、Tatiana Bogomolova氏、加賀谷早苗の3者の融合がなされます。
日本語において古語を用いることについての文はこちら→

“five songs of emigration” 5公演の【ライブ配信】を予定しておりますので下記にご案内申し上げます。

 空間における繊細な身体感覚と音の非常に微細な響きを有しますので現場でご堪能頂きたいものですが、微かでも味わって頂けますよう同時間を共にして頂けましたら嬉しい限りです。

 
 
【ライブ配信のご案内】
■KLANGRAUM
●“five songs of emigration” 移民の5つの歌
(eva-maria,piano/portative organ, soundtrack;
sanae, butoh dance, voice;
tatjana, voice; maybe others)

●日程
 2025年7月29日、30日、31日、8月1日、2日 
 いずれも、ドイツ時間16時~(日本時間23時~)


●TOMOE ONLINE THEATRE
ライブ配信は、TOMOE ONLINE THEATREで予定しています。下記にアクセスしてお楽しみくださいませ。
https://www.youtube.com/@butoh_music
ライブ配信のページに、配信が始まりますとコンテンツが現れます。
※ライブ配信を目的に上演しておりませんので、現場の状況により、開始時間が前後する場合もございます。ライブ配信のご観覧についてはご寛容にお考えくだされば幸いです。
※なお、回線状況により映像や音声に乱れが生じる場合や、予告なく配信を中止することが有り得ますのでご理解の程お願い申し上げます。
※ライブ配信後、しばらくオンデマンド配信する場合がございますのでお楽しみくださいませ。オンデマンド配信につきましては、予告なく終了させて頂く場合もございますのでご了承くださいませ。

▼KLANGRAUMプログラム
●Week 2
https://www.wandelweiser.de/_concert-series/klangraum_2025_II.html
●wandelweiser楽派ウェブサイト
https://www.wandelweiser.de/
「5つの移民の歌」5日間の構成 PDF
Hilde Domin: FUNF AUSREISELIEDER(ドイツ語/英語訳) PDF
「5つの移民の歌」(公演のための日本語翻訳) PDF
 

日本語において古語を用いる理由:
 日本語の現代語訳は意味を理解することに役立ちます。
 一方、私自身が発声を伴い謡う時、独特のつらなりを有する日本の古語からは現代語では出し得ない音の振動が呼び起こされます。この観点から古語を用いることを着想しました。古語への翻訳を始めてみますと、古からの人々の移民という営みに思いを馳せることともなりました。また、謡う時、日本の現代語には失われているかもしれない“音の魂”ともいうべき振動をもつ古の音の世界からみれば、現代の日本を生きる私はその音の世界の移民かもしれません。

 私は音の世界の移民です。

加賀谷早苗

*古語翻訳のための主な参考文献: 現代語から古語を引く辞典(金田一春彦 [序]、芹生公男[編])

Reasons for using archaic words in Japanese:
 Modern Japanese translations are helpful in understanding the meaning.
 On the other hand, when I sing with my voice, the archaic Japanese words, which have a unique melody, evoke a vibration of sound that cannot be produced in modern Japanese. From this perspective, I came up with the idea of using archaic words. When I started translating into archaic words, I was reminded of the immigration of people from ancient times. Also, when chanting, from the perspective of the ancient world of sound, which has a vibration that could be called the "soul of sound" that may be lost in modern Japanese, I, who live in modern Japan, may be an immigrant to that world of sound.

 I am an immigrant from the world of sound.
Sanae Kagaya


*Main references for translating archaic words:
Dictionary of modern Japanese to archaic words (Preface by Haruhiko Kindaichi, edited by Kimio Serifu)

日本語において古語を用いる理由: PDF



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ご感想などご自由にお寄せくださいませ。
オフィス友惠 info@officetomoe.co.jp
 
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