(江東区東砂福祉プラザにて「友惠しづねと白桃房」のご挨拶) |
◎「やさしい地蔵」のご紹介
私たちは1987年に友惠しづねのもと、舞踏グループ「友惠しづねと白桃房」を結成しました。結成以来、音楽と舞踏を通して、国内外の演劇・舞踊フェスティバルへの参加や劇場公演をして参りました。
同時に、グループ結成当初から、ボランティア活動として、養護学校やご高齢者の方のための施設、聾学校、福祉作業所などの福祉施設を訪問して舞踏を楽しんで頂いてきました。
その活動のなかで、2008年には世田谷区にある大原福祉作業所のご利用者の方々と一緒に、沖縄戦を体験した少女の実話「白旗の少女」(比嘉富子著)に感化を受けた創作劇「沖縄のサザエさん」を上演することになりました。演劇の台本は大原福祉作業所・所長(当時)の堀田和子さんがお書きになり、友惠しづねが本作のために「やさしい地蔵」の作詞・作曲・振付を手がけ、演劇と音楽と舞踏によるミュージカル作品が誕生しました。
このコラボレーションによって生まれた「やさしい地蔵」は、その後もさまざまな福祉施設などで楽しんで頂いています。2015年の春には韓国語版も誕生し、韓国ソウルの音楽会でも大喝采となりました。
この度は、江東区東砂福祉プラザでのお祭りで楽しんで頂くことができ大変嬉しく思っております。
◎ 花地蔵の由来
「やさしい地蔵」の詩は「春に菜の花 花地蔵」から始まります。福祉作業所の方と自由な発想で好きなお地蔵さんになって踊って頂くワークショップをした時に、「花地蔵」を踊って下さった方がいらっしゃいました。このように活動の中から歌が生まれました。
今回のお祭りでは、終演後にもご利用者の方が「花地蔵」を思い出して下さっている姿にふれ、微笑ましく思いました。
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