(舞踏上演「水の変態」/音楽:友惠しづね 舞踏:加賀谷早苗) |
(即興上演/笛:横澤和也氏、ハープ:中野智香子氏、舞踏:加賀谷早苗) |
韓国の音楽家は、チャン・サイク氏はじめ、イ・グァンス氏(サムノリ)、フリーミュージックのチェ・ソンベ氏(トランペット)、キム・グァンソク氏(ギター)、ガン・ウンイル氏(ヘグム)、ホ・ユンジョン氏(コムンゴ)などが熱演を繰り広げ、ジン・オクソプ氏の司会が場を和ませる。最後にチャン・サイク氏の謡うアリランでは皆集い、感動に包まれた。
出演者、観客ともに集う公演後の宴では、「やさしい地蔵」(作詞・作曲:友惠しづね)の歌を韓国語で披露させて頂いた。一緒に楽しんで頂き、感謝の思いで一杯だ。 |
当日の早朝には、金大煥氏のご自宅で祭祀を行われ、奥様の権明姫氏らが果物などをお供えした祭壇の前でお祈りを捧げた。
張思翼氏のご自宅ではお茶のおもてなしにひと息つく。「金大煥先生は韓国と日本の架け橋です」と語る張思翼氏。3月1日は韓国では独立万歳運動(1919年)が起った記念日として祝日(三・一節)になっている。まさに、その3月1日に韓国と日本の方々が集い、音楽と踊りを通じて交流を温め続けていることは感慨深い。年を重ねるごとに親交が深まっていることを感じている。 |
金大煥(KIM DAE HWAN)プロフィール
パーカッション奏者。両手にそれぞれ三種類のスティックを構えるトリプル・スティック奏法は金大煥のオリジナル。演奏は非常な厳しさとストイックな激しさを合わせ持つもの。本人からのプロフィールは「黒雨・金大煥のみ」と言い切る。
1960年代に韓国初のグループ・サウンズ「アド・フォー」に参加。その後、日本でも「釜山港へ帰れ」で知られるチョー・ヨンピルも在籍した「キム・トリオ」を結成。70年代には大韓民国グループサウンズ協会の初代会長になる。韓国のミュージックシーンをリードしてきた。また、米粒ひとつぶの表面に般若心経283文字を刻む微細彫刻家としてギネスブックにも名を記す。韓国ではソウルに彼の書道作品を展示する美術館がある。2004年逝去。 |
|
第10回金大煥メモリアルデー (→ tomoe.com) |