2016年4月5日~10日、本年の欧州文化首都となっているポーランド・ヴロツワフ(Wrocław)で身体表現の研究プログラム「BodyCostitution」が開催され、舞踏カンパニー「友惠しづねと白桃房」の加賀谷早苗と天乃宇受美が舞踏のワークショップと講義、舞踏上演を提供しました。
欧州文化首都(European Capital of Culture)とは、欧州連合(EU)が指定した加盟国の都市で1年間に渡り集中的に各種の文化行事を展開する事業であり、当プログラムもその一環で開催されました。
この「BodyCostitution」は、グロトフスキ研究所のディレクターでもあるヤロスワフ・フレト(Jarosław Fret)氏のキュレーションにより、武術家、俳優、舞踊家、教育者、理学療法士などによるプログラムが組まれました。
グロトフスキ研究所は、1959年に実験劇場(Teatr Laboratorium)を創設したポーランドの著名な演出家イェジー・グロトフスキ(Jeray Grotowski, 1993年-1999年)の研究に基づく身体訓練はじめ身体表現に関する研究に幅広く取り組まれています。「BodyCostitution」は、グロトフスキ研究所のスタジオやヴロツワフの劇場で、ワークショップやセミナー、公演、ディスカッションなどが展開され、身体表現のトレーニングをパフォーマンスにどう統合し、活かしていくか、参加者の探求の情熱に溢れる日々が繰り広げられました。
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